室温と体感温度の違い

温度計を見てみると十分暖かい温度になっているのになぜか部屋が寒いと感じてしまうということがありませんか?これは人が感じる温度(体感温度)は室温(気温)だけで決まるものではないためです。ここでは、それらの違いを体感温度を高めるポイントを解説していきます。

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室温の上昇と体感温度について

人間は室温(気温)だけで温度を感じるわけではありません。例えば、真夏の20度は涼しいと感じるのに、真冬の20度は暖かいと感じます。このように人間の気温の感じ方について様々な変数があり、気温(室温)というのはその要素の一つに過ぎません。

一般的に体感温度を左右するものとして湿度、風速が挙げられますが、暖房の場合は、壁面温度(床面温度)も大きく影響します。

湿度については、低温下では体感温度にほとんど影響を与えませんが、気温が高くなると影響度が大きくなります。例えば気温5度の場合、湿度20%が40%になってもあまり体感温度は上がりません。

風速については暖房の種類によっては多少影響があるかもしれませんが、ほとんど0と考えても良いでしょう。

最後に壁面温度(床面温度)についてですが、室内の暖房の場合かなり大きな影響を受けます。例えば同じ室温でも、冷たい窓ガラスのそばと部屋の中央では暖かさは全然違うと思います。気温については測定したらほとんど変わらないと思います。

一般的に主流とされる暖房器具である「エアコン」「ファンヒーター」類については暖房の種類としては「空気を暖める」対流式と呼ばれる暖房器具です。この場合部屋の気温自体は上昇しやすいのですが、壁や床を暖める力はありません。

そのため、室温が高いのに寒い!と感じてしまうこともあるわけです。

つまり、体感温度を上げるのであれば、床や壁面を暖めてあげると良いわけですね。こうしたときに使えるのが輻射熱を使うタイプの暖房器具です。いわゆる遠赤外線などの熱線で、空気ではなく物体を温める暖房器具です。こうした暖房器具は空気ではなく、物体を暖めますので、部屋の壁や床などを暖めることにより体感温度がアップします。

また、ホットカーペットや床暖房のように床が暖かくなるのも同じように体感温度をアップさせることができます。

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「室温と体感温度の違い」の用語解説・関連サイト

ここでは、「エアコンで空気が乾燥する理由と対策」に関連するお役立ちウェブサイトや通販サイトなどを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

体感温度とは
人が感じる熱のこと。

輻射熱とは
物体そのものを暖める力、または物体自体が発する熱のこと。

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