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暖房の光熱費比較、電気と燃料の月額を計算

暖房の光熱費を現行3機種の強運転と月120時間で試算。灯油とガスは電気代も合算し、エアコンは月間電力量から計算。自宅の単価、使用時間、基本料金と予算の確認方法を解説します。

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この記事の目次
  1. 比較する部屋と使用時間をそろえる
  2. 現行3機種の強運転で月額を計算する
  3. エアコン暖房の月額を使用電力量から求める
  4. 自宅の料金と予算に置き換える
  5. 光熱費を減らすときの室温と安全確認
  6. 消費量を確認できる公式資料

更新日、情報確認日:

エアコン、灯油容器、ガスファンヒーターと電卓、比較用紙のイラスト
電気、灯油、ガスの費用を計算するイメージ。特定機種の実物や同じ暖房能力を示す図ではありません。

暖房の光熱費は、使う電気や燃料の量に、自宅の購入単価を掛けると計算できます。 灯油やガスのファンヒーターは燃料代に運転用の電気代を足し、エアコンは暖房に使った電力量から月額を求めます。

比較する前に、部屋全体を何時間暖めたいのか、足元だけの補助でよいのかを決めてください。 暖房能力や暖める範囲が異なる器具を、1時間の金額だけで安い順に選ぶと、必要な暖かさを得られないことがあります。

比較する部屋と使用時間をそろえる

  1. 暖める範囲:部屋全体の室温を保つ主暖房か、机の下や足元の補助暖房かを決めます。 つながる部屋、天井の高さ、窓や断熱も確認します。
  2. 使用時間:朝1時間と夜3時間なら1日4時間、30日使えば月120時間です。 温度調節で出力が変わる器具は、120時間ずっと最大出力で動くとは限りません。
  3. 料金と使用量:電気の契約単価、灯油の購入単価、ガス種と料金表を用意します。 運転モードに対応する仕様値か、同じ期間の使用電力量を使います。

暖房能力の選び方は広い部屋の暖房選びと6畳やワンルームの暖房選びで確認できます。 熱量をそろえたヒートポンプの効率比較は、暖房COPと同じ熱量での電気代を参照してください。

現行3機種の強運転で月額を計算する

2026年11月2日にメーカーの掲載を確認した3機種を、仕様に記載された強運転の消費量で計算します。 電気は家電公取協の目安単価31円/kWh(税込)、灯油は130円/L、都市ガスは180円/m³と仮定します。 灯油とガスの単価は現在の相場や特定の契約料金ではありません。

強運転の消費量が一定の場合。月額は1日4時間×30日で、基本料金を含みません
機種と入力条件1時間の燃料代1時間の電気代1時間の合計月120時間の合計
パナソニック DS-FAS1200
温風「強」、50Hz、1,150W
なし35.65円35.65円4,278円
コロナ FH-G3226Y
強燃焼、灯油0.310L/h、電力20W
40.30円0.62円40.92円約4,910円
ノーリツ GFH-2406S-W5
13A、強、ガス2.44kW、電力13W
約35.14円約0.40円約35.54円約4,265円

3機種は暖房能力と適用条件が異なるため、この表は安さの順位ではありません。 最大の強運転を月120時間続けた計算であり、自動調節中の平均使用量や実際の請求額を示しません。 設置できる場所と必要な暖房能力を満たす機種同士で、同じ室温と使用時間の消費量を比べます。

DS-FAS1200は周波数と強弱を確認する

50Hzの強1,150Wなら、1.15kW×31円で1時間35.65円です。 60Hzの強は1,100Wなので1時間34.10円、同じ月120時間なら4,092円になります。 弱の消費電力は50Hzで640W、60Hzで615Wです。 出力を下げた場合に足りる暖かさと、使う地域の周波数を確認してください。

暖められる範囲と設置条件はセラミックファンヒーターの選び方に掲載しています。

FH-G3226Yは灯油代と予熱の電力を分ける

強燃焼の灯油代は0.310L×130円で40.30円、運転用電気代は0.020kWh×31円で0.62円です。 合計は1時間40.92円となり、月120時間なら灯油37.2Lと電気2.4kWhで4,910.40円です。

表には点火、待機、秒速点火の予熱による電気代を含めていません。 この機種は秒速点火をONにすると平均約80Wを使うため、待機中も含めた使い方で費用が変わります。 点火と予熱、弱燃焼の違いは石油ファンヒーターの電気代と灯油代で確認できます。

GFH-2406Sはガス種と発熱量を合わせる

13A用の強運転はガス消費量2.44kW、消費電力13Wです。 ガスのkWはガスの消費エネルギーを表し、電気の消費電力と区別します。 東京ガスネットワークの13Aの標準熱量45MJ/m³を使う場合、1時間のガス量は2.44×3.6÷45=0.1952m³となります。

ガス180円/m³なら燃料代35.136円、電気31円/kWhなら0.403円を足し、1時間35.539円です。 月120時間ではガス23.424m³と電気1.56kWhを使う計算で、合計4,264.68円になります。 表の月額は、丸める前の金額から計算しています。

ガスの発熱量は供給事業者に確認してください。 この計算を12AやLPガス用にそのまま使うことはできません。 使用量で料金区分が変わる契約は、暖房を使う場合と使わない場合の月額料金の差で確認します。 ガス種、基本料金、接続条件はガスファンヒーターの選び方と費用を参照してください。

エアコン暖房の月額を使用電力量から求める

エアコンは、暖房に使った月間電力量kWhに電気単価を掛けます。 例えば90kWhなら、31円/kWhで月2,790円です。 同じ機種でも外気温、設定温度、断熱、運転時間によって使用量が変わるため、自宅の暖房期間の値に置き換えてください。

月間使用電力量を仮定したエアコン暖房の電気代。機種の実測値や使用量の予測範囲ではありません
暖房の月間使用電力量31円/kWhでの月額自宅の単価が40円/kWhの場合
45kWh1,395円1,800円
90kWh2,790円3,600円
180kWh5,580円7,200円

機器のアプリ等で消費電力量を確認できる場合は、対象期間、暖房だけの値か、推定値か実測値かも確認します。 住宅全体の電気使用量には給湯、調理、照明等も含まれるため、その全量をエアコン代とは扱えません。

カタログを使う場合も、電気代に掛けるのは消費電力や使用電力量です。 暖房能力のkWをそのまま使ったり、電気単価を通年効率APFで割ったりすると、家庭での暖房費とは一致しません。 機種の効率と買い替え費用はエアコン買い替えの費用比較、外出時の運転はつけっぱなしと停止の電気代比較で確認できます。

自宅の料金と予算に置き換える

31円/kWhは家電の電気代を示す目安単価で、契約中の料金を保証する値ではありません。 自宅の試算では、適用される電力量料金に、その月の燃料費調整、再エネ賦課金、値引き等を反映します。 既にそれらを含む単価へ、同じ項目を重ねて足さないでください。

暖房を追加したときの増加分を知りたい場合は、基本料金を含む請求総額を総使用量で割った値よりも、追加使用分に適用される料金で計算します。 段階制や時間帯別料金では、使う時間と使用量の区分も合わせます。 契約容量やガスの料金区分が変わる場合は、変更前後の請求額を比較してください。

暖房の電気代を月3,000円、単価を31円/kWhとする予算なら、使える電力量は3,000÷31で約96.8kWhです。 月120時間使う場合、平均の消費電力は約806Wに相当します。 この電力で部屋が暖まるという意味ではないため、必要な室温を保てる機種と運転条件で予算を検討します。

購入時には本体価格に加え、必要な設置工事、接続部品、追加の基本料金、手入れと交換品の費用も確認します。 毎月の光熱費と購入費は分けて比べ、送料と工事費を含めた暖房器具の買い方へ進んでください。

光熱費を減らすときの室温と安全確認

光熱費を見直すときは、寒い場所と室温を確かめ、窓の保温、風向、フィルターを確認する順序で対策を選びます。 料金表の金額を下げるために、必要な換気を省いたり、安全装置を解除して運転を延長したりしないでください。

石油やガスの開放式暖房は、使用する機種の説明書に従って換気し、給油、接続、設置距離を確認します。 足元用の電気ヒーターも可燃物や身体との距離を保ち、外出と就寝前に消します。 子どもがいる部屋での接触対策は子どもと赤ちゃんの暖房安全ガイドを参照してください。