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電源プラグを抜いたヒーター、閉じた分電盤と電卓、チェックリストのイラスト
器具の消費電力と住宅の回路、接続部はそれぞれ確認が必要です。

暖房を使うと電気が落ちる場合は、家全体の契約容量、部屋ごとの回路、コンセントや器具の異常を分けて確認します。 別の差込口へ移すだけでは、同じ回路のままの場合があります。 焦げ臭い、変色や異常な発熱がある、漏電表示がある場合は使用を止め、電気工事店や管理会社へ相談してください。

異臭や漏電の疑いがあるとき

暖房器具を停止し、乾いた安全な場所から操作できる場合だけ電源を切ります。 熱い、溶けている、ぬれているプラグには触れず、分電盤のカバーを外したり配線を直したりしないでください。 煙や火が出ているときは身の安全を優先し、119番へ通報します。

落ちたブレーカーを何度も戻して使い続けないでください。 漏電遮断器が動作した場合や、使用量を減らしても再び落ちる場合は、単なる容量不足と決めつけず専門家へ相談します。

家全体と一部の停電で確認先が違う

分電盤の名称と住宅の設備を照合する目安
状況確認すること対応の方向
近所も停電している地域の停電情報地域の送配電会社の案内に従う
家全体が消えた契約用の遮断、漏電遮断器の表示、他の家電の同時使用原因を確認し、契約容量か設備の問題かを切り分ける
一部の部屋や差込口だけ消えたその回路の配線用遮断器と接続機器同じ回路で使う機器を減らす。 契約アンペアの増量だけでは解決しない

スマートメーターで契約容量を設定する住宅では、契約用のアンペアブレーカーが付いていない場合もあります。 分電盤の形や住宅の契約が違うため、スイッチの位置だけで判断せず、名称と電力会社の案内を確認してください。

消費電力と同時使用の組み合わせを確認

電気抵抗式のヒーターを100Vで使う場合、電流の目安は「消費電力W÷電圧V」です。 1200Wなら約12A、600Wなら約6Aになります。 機器に定格電流が記載されている場合は、その表示を確認してください。 暖房出力kWや電子レンジの加熱出力は、入力の消費電力とは別です。

表示がこの数値の機器を、同じ100V回路で同時に使う場合
機器の組み合わせ合計消費電力確認する点
ヒーター1200W+ケトル1000W2200W(抵抗負荷なら約22A)20A回路の容量を超える。 時間を分け、他の接続機器も確認
ヒーター600W+ケトル1000W1600W(抵抗負荷なら約16A)合計1500Wまでのタップには接続できない。 壁側と器具の使用条件も別に確認
ヒーター1200Wを単独で使用1200W(抵抗負荷なら約12A)単独使用でもコードの傷、差込口の劣化、機器の禁止事項を確認

数値は表に示す機器の条件です。 回路の定格、同じ回路に接続された冷蔵庫などの負荷、壁コンセントの定格も確認が必要です。 エアコンのように消費電力が変動する機器を、平均使用量だけで見積もらないでください。

朝はケトル、電子レンジ、ドライヤーと暖房が重なりやすくなります。 まず使用時間をずらし、暖房を弱にする場合は実際の消費電力がどう変わるか説明書で確認します。 同じ部屋で差込口を変えても回路が分かれるとは限りません。 回路が不明なら管理会社や電気工事店へ確認してください。

コンセントとタップは回路とは別の上限

回路の容量に余裕があっても、タップの定格を超える接続はできません。 NITEは、合計1500Wまでのタップに電気ストーブ1000Wと電気カーペット700Wを接続して焼損した事故を紹介しています。 差込口が余っていても合計の上限は増えません。

電源を壁へ直接つなぐ指定がある暖房器具には、延長コードやタップを使いません。 タップ側の表示が1500W以上でも、暖房器具の禁止事項を取り消すことにはなりません。 条件が分からない場合は機器のメーカーへ確認します。

コードを束ねる、家具で踏む、プラグにほこりや水分が付く使い方も避けてください。 ブレーカーが落ちないことだけでは、接続部が安全だとは判断できません。

相談時は契約、回路、機器の表示をそろえる

  • 落ちた範囲と分電盤の名称、表示の写真
  • そのとき同時に使っていた機器と、消費電力や定格電流
  • 契約容量と電気料金プラン
  • 異臭、変色、水ぬれ、コードの傷の有無

家全体の契約容量は契約中の電力会社、回路やコンセントの工事は電気工事店、賃貸の設備は管理会社に相談します。 200Vへの変更、コンセントやブレーカーの交換を自分で行わないでください。

電源容量と毎月の費用は別の確認です。 使用時間と単価からの計算は暖房の光熱費比較、器具の周囲やコードの点検は暖房器具の安全対策へ。 暖房の風だけが止まる場合はエアコンが暖まらないときの確認を使えます。